一般社団法人 鉄骨技術者教育センター

建築鉄骨検査技術者

1. 資格の概要

1.1)資格の目的

  • 建築鉄骨製品検査技術者
    建築鉄骨の精度、溶接部外観等の検査について、計画の立案、検査の実施及び合否判定を行う技術者のための資格です。
  • 建築鉄骨超音波検査技術者
    建設鉄骨溶接部の超音波探傷検査について、計画の立案、検査の実施及び合否判定を行う技術者のための資格です。

1.2)資格の位置付け

  • 本資格は、国土交通大臣が認定する鉄骨製作工場の性能評価基準における製品検査管理技術者および超音波検査管理技術者の資格要件の一つとして位置付けられています。
  • 国土交通省監修「建築工事監理指針」や「鉄骨造等の建築物の工事に関する東京都取扱要綱」等において、受入検査員が保有すべき資格として指定または推奨されています。
  • 建築鉄骨超音波検査技術者は、日本建築学会「鋼構造建築溶接部の超音波探傷検査規準」の解説において、検査技術者に要求される資格の例として挙げられています。

1.3)資格制度の沿革

1983年:
「鉄骨(精度・超音波)検査技術者」資格の開始(当時の(社)全国鐵構工業連合会が実施)。
1999年:
(社)日本鋼構造協会の建築鉄骨品質管理機構に認定登録の業務を移管。試験・講習業務は(社)鉄骨建設業協会と(社)全国鐵構工業連合会が共同で実施。
2019年4月:
資格の試験・認定登録業務を(一社)鉄骨技術者教育センターに移管。

1.4)有効登録資格者数

建築鉄骨製品検査技術者:10,226人(2022年4月現在)
建築鉄骨超音波検査技術者:4,041人(2022年4月現在)

2.認定の基準

建築鉄骨の検査を行う上で必要な知識、技術及び合否判定を行う能力について審査します。

資格 審査基準
建築鉄骨製品検査技術者 建築鉄骨工事に関する知識及び製品の精度に関する知識を有し、かつ建築鉄骨の材料、形状、精度、溶接部の外観等の検査について、計画の立案、作業の実施及び結果の解読並びに合否の判定ができる高度の知識と技術を有する認められる者
建築鉄骨超音波検査技術者 建築鉄骨工事に関する知識及び超音波探傷検査(UT)に関する知識を有し、かつ建築鉄骨の超音波探傷検査について、計画の立案、作業の実施及び結果の解読並びに合否の判定ができる高度の知識と技術を有する認められる者

3. 資格の取得方法

※下記は2022年4月1日改定。 改定内容については「受験資格の改定のお知らせ」を参照。

3.1)学科試験

(1)実施時期・場所
毎年度秋季、全国の主要都市(詳細、当ホームページ「試験・講習会」)で実施します。
(2)受験資格
 

建築鉄骨製品検査技術者

次のいずれかに該当する者とします。
1) 受験申請時に下表に示す学歴または資格に該当する実務経験年数を有する者。
2) 受験申請時には1)を満足しないが、合格後2年以内にこれを満足することができる者。

学歴又は資格 実務経験年数※1※2 以下の資格を有する者は、左記に関係なく受験可
指定学科※3 指定学科以外 (1)一級建築士又は二級建築士
(2)技術士(建設部門)
(3)鉄骨製作管理技術者2級以上
(4)建築鉄骨超音波検査技術者
(5)溶接管理技術者認証基準(WES8103)2級以上
大学院・大学・高専の専攻科 1年以上 2年以上
短大・高専 1年以上 2年以上
専修学校の専門課程
(修業年限2年以上)
1年以上 ×
高校 2年以上 3年以上
上記以外 5年以上
建築鉄骨超音波検査技術者

次のいずれかに該当する者とします。

要件
1)受験申請時にJIS Z 2305:2103「非破壊試験技術者の資格及び認証」に基づき日本非破壊検査協会が実施するUTレベル3、レベル2、レベル1のいずれかの試験の合格証または資格証明書を有し、かつ鉄骨溶接部の超音波検査についての1年以上の実務経験を有する者。 2)受験申請時にJIS Z 2305:2103「非破壊試験技術者の資格及び認証」に基づき日本非破壊検査協会が実施するUTレベル3、レベル2、レベル1のいずれかの試験の合格証または資格証明書を有し、かつ実技試験合格後2年以内に鉄骨溶接部の超音波検査についての1年以上の実務経験を有することができる者。
(3)試験の内容
資格 審査基準
建築鉄骨製品検査技術者 鉄骨構造、鉄骨溶接、鉄骨製作材料、鉄骨検査一般、鉄骨の精度、外観検査、検査計画立案に関する知識
建築鉄骨超音波検査技術者 鉄骨構造、鉄骨溶接、鉄骨製作材料、鉄骨溶接部の超音波探傷検査計画、建築学会UT規準の運用方法、合否判定等に関する知識
(4)受験案内書・申込書
当ホームページ「試験・講習会」において、受験案内書及び申込書を掲載致しております。

3.2)実技試験

(1)実施時期・場所
毎年度夏季以降に全国主要都市(詳細、当ホームページ「試験・講習会」)で実施します。
(2)受験資格
学科試験の合格者(ただし、実技試験に不合格になった者または実技試験を受けなかった者については、学科試験合格後3年以内に2回まで学科試験を免除して実技試験を受けることができます)。
(3)試験の内容
 
資格 審査基準
建築鉄骨製品検査技術者 製品精度検査
溶接検査 及び 判定 
建築鉄骨超音波検査技術者 距離振幅特性曲線の作成
鉄骨溶接部の超音波探傷試験及び判定

3.3)資格登録

(1)登録

試験の合格者は、合格した年度の所定の期間に登録申請を行うことにより、翌年度の4月1日付けで登録されます。
ただし、必要実務経験年数を満足する前に受験して実技試験に合格した者は、これを満足した後、合格後2年以内の所定の期間に登録申請を行うことにより、10月1日付けまたは4月1日付けで登録されます。
なお、建築鉄骨超音波検査技術者の登録申請時には、UTレベル3、レベル2、レベル1のいずれかの資格証明書の写しの提出が必要です。

(2)登録方法
実務経験年数を満足
して合格した者
(1)新規登録申請書 申請ルートA(振込証明書を添付) / 証明写真1枚
※合格通知とともに、申請書を送付します。  
実務経験年数を満足
していないが合格した者
(1) 〈製 品〉 新規登録申請書 申請ルートB / 証明写真1枚 準備中
(2) 〈超音波〉 新規登録申請書 申請ルートB / 証明写真1枚 準備中
※新規登録料11,000円については、申請受付後に事務局より振込用紙を郵送します。

 

(3)登録事項変更時の届出方法

登録事項に変更が生じた場合は、所定の様式による届出が必要となります。

変更内容等 届出・申請書類 届出方法 時期
・書類送付先住所が変更になった
・送付先を変更したい
・転職等により登録事項に変更が生じた
記載事項変更届出書 PDF 必要事項記入、捺印のうえFAXまたは郵送にて提出 30日以内
・氏名を変更した 記載事項変更届出書 PDF
再交付申請書 PDF
手数料2,200円(税込)※2022年4月料金改定、左記書類及び、氏名変更を証明する公的書類のコピーを同封のうえ現金書留にて郵送 速やかに
・登録証を汚損・紛失等により再発行したい 再交付申請書 PDF 手数料2,200円(税込)※2022年4月料金改定、左記書類を同封のうえ現金書留にて郵送 速やかに
(4)登録の有効期限

登録日の4年後の年度の3月31日までです。
(登録日が4月1日の場合は5年間、10月1日の場合は4年半となります。)

3.4)資格の継続及び更新

(1)資格の継続

新規および更新の認定登録後、有効期間満了の前1年以内に当センターが実施する継続講習を受講することにより、有効期間を5年間延長することができます。

(2)資格の更新

継続により延長した有効期間の満了の前1年以内に当センターが実施する更新試験(実技)に合格すると、更新の認定登録を受けることができます。

3.5)費用

(税込)
資格 建築鉄骨製品検査技術者 建築鉄骨超音波検査技術者
学科受験料 11,000円
実技受験料 30,800円
新規登録料 11,000円
継続受講料 5,500円
継続登録料 5,500円
更新受験料 16,500円
更新登録料 11,000円